こんばんは。
誰にも共感されないけどどうにかして表現したい気持ちを書きます。
最近源氏物語を漫画で読んでいます。中学生の頃、文庫本で購入したのですが、光源氏が須磨へ流刑みたいになって明石の君とイチャコラするところくらいまで読んで挫折しました。長くて・・・
便利な時代になりましたので、漫画「あさきゆめみし」をスマホで読んでいます。
私が源氏物語にリベンジしたきっかけの話をさせて下さい。
趣味の合わない夫との会話で、最近隣人が飼い犬を放し飼いにしている時があり、使徒が咬まれないように注意しようね、みたいなことを私が言ったのですけど、
夫が「そんなの想像しただけで許せねぇ!玄関にウンコまいてやる!」とコメントしてきたんですよ。
「いや、そういう問題じゃないよね?ていうか何その幼稚なコメント・・・」
って言いそうになったんですけど、それを言ったらそれ以上話が広がらないし、
品のない旦那の発言にいちいちイラつくのも嫌だったので
「玄関にウンコをまくっていう発想どこから出てきたの?平安時代?」
って聞いたんですよ。
そうしたら「え?なにそれ」と言われて、
「あなた、源氏物語を元ネタにして玄関にウンコまくって言ったんじゃないの?」
と聞いたら
「源氏物語ってなに」
っていわれたんですよ・・・・
「源氏物語、高校か中学の古典でやるよ」って言ったら、
「俺高校なんてほとんどさぼって釣りしてたよ」だそうで、
そういうところからこの人の品性のない所が始まっていたんだ・・・!って思いました。
「光源氏って誰?源氏物語って玄関にウンコまく話なの?」って言われました。
「いや、そうではないけど、大奥みたいな場所の女同士の争いで、嫌がらせに廊下にウンコをまくんだよ」
と説明しながら、
「将来使徒に源氏物語ってどういう話?って聞かれたらなんて答えればいいんだろう・・・
そもそも大奥っていう表現は時代的におかしいのではないか・・・」
みたいな疑問が湧いて、
やっぱりちゃんと最後まで読んでいないからいけないのだ、と思い、
漫画だったらきっと最後まで読める!ということで、読んでいるのです。
私が与謝野晶子による現代語訳「源氏物語」を読んで挫折したころ、
当時「あはれなり」をあまり理解できずに終わった。
あれから約20年、今回は「もののあはれ」を感じることができるのか?!
今ですね、ちょうど光源氏が明石の君とイチャコラして、
それで明石の君が女の子を産んで、で、藤壺の宮がお亡くなりになったところまで読みました。
懐かしいわ~
特に、六条の御息所が生霊になって夕顔や葵の上を殺すところとかね、懐かしい。
昔は「六条の御息所、どんだけおそろしいんだよ」と思ったけど、
今は「愛が深い~!」って思いますわ。
まぁ、光源氏が結構クソですよね笑
北斗の拳でいうユリア並みにモテてますよ。
私が思うのは、
「男は仕事に専念して夜は女の所に通う」
「女は身分の高い男と付き合ってその子を産む」
のが、それぞれの性別に課せられた使命のようになっていて、
特に女性は「かならずや後宮でときめいてみせるわ!」みたいなこと言ってて
要するに、女を磨いて、身分の高い男性(天皇とか)の寵愛を受けて、
結婚して、その子(できれば男の子)を産み、后になる!!
ってことなんですよ。
男の子を産んだら、その子が皇太子になり、天皇になれば天皇の母は「国母(コクモ)」となり最高の名誉なんですよ。
逆に、身分の高い男性と結婚したのにいつまでも子を産めない女性は周囲からいちいちディスられるし、
「結婚してもう10年経つのに」とか言われるんですよ
で、何かと言えばおっさんどもが「娘として最高の親孝行は、高貴な殿方と結婚して次々と子を産むことだ」とか談笑してるんですよ
これ、いくらフィクションとはいえ、一応1000年前の話ですよね?
日本人の考えって1000年前とほぼ変わってなくね?
やばくない?
うお~
私もときめきてぇよ
ていうか私のまわりに源氏物語の話を聞いてくれる人誰も居なくて草
こういう話で他人と盛り上がりてぇ